セミリタイア計画に「食糧」はどこまで考慮すべきか

2021-12-28読書

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どうも、ぶちおです。

久しぶりに、未来が怖くなる本に巡り合いました。

食糧帝国

食糧の帝国-食物が決定づけた文明の勃興と崩壊-』(エヴァン・D・Gフレイザー(著)、アンドリュー・リマス(著) 太田出版 2013/2/1)

という本を読みました。

人間は食糧を作り、「余剰」「貯蔵・出荷」「交換」の3つの機能を持つ複雑な社会「食糧帝国」を築きました。その「食糧帝国」の誕生から崩壊までの過程を、古代メソポタミア、古代中国、古代ローマ帝国、中世ヨーロッパの例から読み取り、現代社会も崩壊に向かう危うさを抱えていることに警鐘を鳴らす内容です。

「食糧帝国」の誕生から崩壊は共通するパターンがあります。

  • 農業が人口増加を導く
  • 人口増加が食糧需要の増加につながる
  • 需要増を満たすために、森林伐採を行い農地を広げ、灌漑を行う
  • 土壌侵食が進み、やがて水が不足し土地が痩せる
  • 収穫量が減り、人口を維持できなくなる

現代のアメリカや中国、南米やアジアのプランテーションも、過去の食糧帝国と同様の過程をたどっています。さらに、現在の食糧帝国には以下の特徴があります。

  • 収穫量増のための遺伝子組み換え作物が、土壌から大量の有機物を吸い上げて土地を痩せさせる
  • 単一作物栽培のため、害虫による被害が拡大しやすい

これらを大量の人口堆肥や農薬といった、石油資源に依存したテクノロジーの力で抑え込んでいます。

しかし、気候変動の影響や石油資源の有限性から、先進国の食卓に食糧が豊富に供給される状況はいつ崩壊してもおかしくはないといいます。

人間は食べなきゃ生きていけないだけに、何とも気になる話ですね。

食糧不足はどこまで考慮する?

セミリタイアの資金計画を立てるにあたり、逃げ切り計算機などでシミュレーションする方もいるかと思いますが、物価上昇はせいぜい数%を見込むだけではないでしょうか。

その数%という数字も、日銀やFRBが語る物価目標を「何となく」使用している気がします。

ですが、ひとたび世界の食糧システムに大変動が起き、「食糧不足」が現実のものとなったら

「1億円あるからセーフ😆」

「3,000万円しかないからアウト😫」

なんて「ヌルい」状況では無くなるかもしれませんね。

食糧価格が2倍程度なら持ちこたえるセミリタイア民もいるでしょうが、5倍以上となったらほとんどは賃金労働の世界へ強制送還となるのではないでしょうか。

その程度で済めばまだマシで、10倍以上となったら少ない食糧を奪い合う暴力世界になってしまうかもしれません。こうなると、「サラリーマンだからセーフ」というわけにもいかないですね。

悲観的な想像が湧き出てきます😨

終わりに

人類の欲望の果てしなさを考えると、いつかは食糧不足の世界が訪れるんでしょうね。

あとは「いつ起こるか」ですが、この本にもいつ起こるかへの具体的記述はありませんでした。今回紹介した本は2013年出版で、もう8年経ってます。今のところ深刻なニュースは目にしてませんが、実際のところどうなんでしょう?

どうするのが正解なのか「何も思い浮かばない」ですね。

賃金労働で何とかなるなら労働しますが、それ以上となると打つ手が思い浮かびません。

自給自足コミュニティを構築して、自警団を組織して暴力に備えれば何とかなる?

まあ、自分が生きている間は大丈夫だろうとタカをくくってます。

自分が死んだ後になってくれることを祈ります🙏

Posted by ぶちお