セミリタイア生活は「気候変動」で終わりを迎えるのか?

2022-01-06読書

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どうも、ぶちおです。

セミリタイア生活に止めを刺すのは「気候変動」かもしれません。

人新世の資本論

人新世の資本論』(斎藤幸平(著) 集英社 2020/9/17)

という本を読みました。

2021年の年間ベストセラーの第12位です。

セミリタイア計画に「食糧」はどこまで考慮すべきか」の記事で取り上げた「食糧の帝国」という本を読んで、気候変動の現状と未来について気になったのがきっかけです。

気候変動に対する多くの提言同様に、本書でも「今すぐ行動しないとヤバイ」と警告を鳴らします。

  • 人類に多大な影響を与える気候危機を回避するためには、2100年までの平均気温上昇を産業革命前の気温と比較して1.5℃未満に抑える必要がある。
  • すでに現時点で1℃の上昇が生じている中で、1.5℃未満を達成するためには、2030年までにCO2排出量を半減させ、2050年に純排出量をゼロにしなければならない。
  • 現在の排出ペースを続けるなら、2030年には1.5℃のラインを越えてしまい、2100年には4℃の上昇が見込まれる。

2030年って、もうすぐそこですね😨

マルクス晩年の思想

著者は人類の進むべき方向として「脱成長コミュニズム」を提言してます。

資本主義をこのまま推し進めていけば破局は免れず、資本主義からの脱却が絶対条件と言います。

「脱成長」と聞くとあまり新鮮味はありませんが、マルクスの晩年のノートや手紙など、未発表資料の研究から「マルクスの晩年の到達点」が「脱成長コミュニズム」であったことを明らかにしたのが本書の新規性なのでしょう。

マルクスと聞くと、「資本主義が発達しきった後に労働者の革命が起こって理想の社会が訪れる」というイメージがありましたが、晩年のマルクスは資本主義の発達自体がまずいものだとの認識に到達していたようです。

ちょっとマルクスのイメージが変わりましたね。

人類には荷が重いのでは?

脱成長コミュニズムの例としてバルセロナの「フェアレス・シティ」を取り上げ、そこでの活動内容の紹介から「未来は変えられるから、諦めずにみんなでがんばろう」という流れになってます。

確かにそうなんでしょうが、人類には荷が重すぎる気がしますね。

ここまで資本主義が発達したのは、人類が遠い未来よりも今日明日を考えてきたからで、今日明日を考えている発展途上国の人達に成長やめようと言っても無理でしょう。

みんなでがんばるの「みんな」も分断されてますしね。

食糧の帝国」を読んで感じた悲観的未来が、払拭されることなくますます増幅された感じです😱

セミリタイア生活の持続性についても考えさせられます。

セミリタイア民は投資で資本主義にどっぷり浸かってる人が多いので、脱成長が実現してしまえば投資からの恩恵が受けられなくなります。

一方で、このまま資本主義が進めば、気候変動の影響で今の快適な生活が送れなくなるのでしょう。

どちらにせよ、セミリタイア生活は終わりを迎えるのではないか?

終わりに

もしかしたら、今という時代はセミリタイアだのFIREだの言ってイキッていられる人類史上最初で最後の期間なのではないかと思えてきます。

あとはいつまで続くか、なかなかシビれる展開です。

とりあえず、気候変動の活動している人の邪魔だけはしないでおこうと思いました。

あとは自分の生きてる間は地球が耐え切ってくれることを祈るのみですね。

Posted by ぶちお