小中学校で習った歴史は案外あてにならない

読書

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どうも、ぶちおです。

学校で習う歴史は、絶対ではないのかもしれません。

蘇我氏の再評価

蘇我氏四代:臣、罪を知らず』(遠山美都男(著) ミネルヴァ書房 2006/1/10)

という本を読みました。

近年になって蘇我氏を再評価する書籍が多く出ていますが、この書籍も同様です。

蘇我氏というと、天皇をないがしろにして国政をやりたい放題していた暴君のイメージがあります。

その状況を正すために、645年に蘇我入鹿が中大兄皇子と中臣鎌足に殺害されたというのが日本の歴史の通説となってます(乙巳の変)。

実際、中学校時代の社会の授業でそのように習いましたし、小学校時代の学研の教材にも同様な表現がされていた記憶があります(乙巳の変ではなく大化の改新と習いましたが)。

この本によると、蘇我氏はそこまで悪逆非道の一族ではなく、むしろ天皇に忠義を尽くした一族ということです。

聖徳太子は天皇の座を狙う野心家

本書で一番面白かったのが、厩戸皇子(聖徳太子)のことです。

日本初の女性天皇である推古天皇を摂政として補佐し、蘇我馬子の圧力に対峙しながら十七条憲法や冠位十二階などの改革をやりとげた、と小中学校で習いました。

ですが、むしろ厩戸皇子が次の天皇の座を狙う野心家で、推古天皇と蘇我馬子が協力してその野心を阻んでいたとのことです。この辺のことを状況証拠から類推しているのですが、なかなかに説得力がありました。

推古天皇もお飾りではなく頭脳明晰な傑物で、36年の在位期間がその聡明さを物語っているといいます。

なんか習ったのとずいぶんイメージがちがいますね。

鎌倉幕府成立も1192年と習いましたが、今は1185年となっているようですし、何かちょっと騙された感がありますね。

終わりに

歴史系の読書もなかなかよいものだと感じました。

テストで点数を取るための歴史はつまらないですが。

セミリタイアで得た自由時間の使い方として、サラリーマン時代だったら読まなかったであろう分野を開拓してみるのも一興と感じた次第です🤔

Posted by ぶちお