人は互いに見下し合って生きているんですね

2021-12-28読書

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どうも、ぶちおです。

読書すると、人間という生き物の難儀な姿が見えてきます。

選択の科学

選択の科学』(シーナ・アイエンガー(著) 文藝春秋 2010/11/12)

という本を読みました。

「選択」に関する研究について、コロンビア大学ビジネススクールでの特別講義を書籍化したものです。

著者はジャムの実験で有名な方です。

6種類のジャムと24種類のジャムを試食コーナーに並べた場合、6種類の方が売り上げが多くなる。選択肢があまりに多いと、人間は選択することを負担に感じて行動しなくなる。ということを確かめた実験です。

300ページ以上ある本で、あまり読み込めてはいないのですが、行動経済学系の本に書いてある、どこかで読んだことあるなと思うような内容が多かった印象です。

行動経済学系の本は、読んだ直後は「なるほど」と思い生活で役立てていこうと思うのですが、時間が経つとどうしても忘れてしまいます。ですので、似たような系統の本でまだ読んだことないものを、たまに読んでます。

恐るべし レイク・ウォビゴン効果

本書で一番印象に残り、「ためになった」と思えたのは1枚の挿絵でした。

第3講「強制」された選択 p113より抜粋

これは「レイク・ウォビゴン効果」についての説明に用いられていた挿絵です。「平均以上効果」とも言われています。

私たちは大勢に従うときでさえ、自分だけは例外だと思っている。自分は大勢に同調しているわけではなく、自分だけの独立した考えで決定を下していると思っているのだ。言い換えれば、自分の行動が、一般的な影響要因や日々のできごとに、それほど左右されないと考えているということになる。つまり、意識が高いのだ。

第3講「強制」された選択 p112

人はその他大勢とみられることに我慢できないんですね。

「確かにそうだ」と納得してしまいました。

セミリタイアを目指している最中

「オレはセミリタイアという目標に向かって節約や投資を勉強し、実践と改善を繰り返している」

「それに比べて周りの連中は、深い考えも無く生きている社畜じゃないか」

そんな考えがあったなというのが正直なところです。

ただ逃げ出したいだけなのに、何か大きなことを成し遂げようとしていた感がありました。

今思うと恥ずかしいですね😅

「レイク・ウォビゴン効果」恐るべしです。

活字だとどうしても時間が経つと忘れてしまいますが、この挿絵なら覚えていられそうです。

終わりに 自重しよう

セミリタイア界隈でも、「レイク・ウォビゴン効果」を感じる事象がありますね。

  • 投資におけるインデックス投資と高配当投資の優位性論争
  • セミリタイア開始時の資産額の多寡
  • セミリタイア開始時の年齢

少資産セミリタイア者は開始年齢に、億り人セミリタイア者は資産額に、資産・年齢がそこそこのセミリタイア者はバランス感覚に平均以上を感じているのではないでしょうか。

心底「負け組だ」と考えている人はいない気がします(自虐的にネタとして語る場合はあるにせよ)。

これらも「レイク・ウォビゴン効果」なんでしょうかね。

自分を平均以上と考えることで、弱い心を守っているのでしょうか?

つくづく人間とは難儀な生き物ですね~。

調子にのってイキってしまいそうになったら、挿絵を思い出して自重していこうと思う次第です。

Posted by ぶちお